目指していること
にじいろのたねが目指していることは、とてもシンプルです。
・子どもと大人が、心身共に健やかな毎日を送ること
・子どもたちが大人になったとき、自ら感じ、考え、選択し、行動できる「しなやかさ」を育んでいくこと
・持続可能な社会を創造すること
子どもにとって健やかな生活を続けていくことで、子どもたちの中に激動化している社会を生き抜くしなやかさが育ち、そんな子どもたちが増えていくことで、地球の未来も変わっていくと考えています。
掲げていることはとてもシンプルですが、イベントに参加して一時的な「体験」をするのではなく、子どもも大人も、楽しみながら「健やかな暮らし」へシフトしていくことが大事だと考えています。
シフトするためのヒントが、自然の中にたくさんあります。
にじいろのたねができるまで
子どもの頃にはすでに、石油がいつ無くなるのか分からない、2000年までには無くなるだろうとか、地球環境は破壊されつつある、と言われて育った世代です。
学生時代には、砂漠の緑化という課題を持ち農学部に進学し、アブラナ科植物不定胚の乾燥抵抗性獲得に関する基礎研究を行いました。
その頃は、研究を続けていたらきっと地球環境が改善されるだろう、きっと未来は変わっていくと楽観的に考えていましたが、植物の乾燥抵抗性に関わるファクターは無数にあり(研究としてはとても魅力的ですが)、より実践的なことが必要だなと感じました。
そして、実践的なこと、とは、やはり次世代を育むことなのかもと考えていたところ、子どもとの暮らしの中で、ネイチャーゲーム、シェアリングネイチャーという、楽しみながら地球環境への意識が高まっていく、そんな環境教育の活動を知りました。
また、子どもがシュタイナー教育を実践する幼稚園に通っていたこともあり、子どもの食事や、幼い頃から祖母に手ほどきを受けていた手仕事への興味も深まり、子どもたちのために「自然と暮らし」を繋げる活動をしていきたいと思いようになりました。
主宰者プロフィール
和久井千世子(わくいちせこ)